オフィス道場

1つの式が下へ広がる「スピル」と、#SPILL! の直し方

約8分

このレッスンのゴール

範囲をまとめて計算すると結果が自動で広がること(スピル)がわかり、#SPILL! が出たら広がる先を空けて直せる

先にこちらを学んでおくと安心:$ で番地を固定する(絶対参照)

これまでは、1行目に式を入れて■で下へコピーしていました。今の Excel は、式を1つ入れるだけで、結果が必要な行数ぶん自動で下へ広がることがあります。これを「スピル(あふれる)」と呼びます。

たとえば =D2:D13*1.1 と入れると、D2〜D13 の12個それぞれに 1.1 を掛けた結果が、式を入れたセルから下へ12行ぶん並びます。式が入っているのは一番上のセルだけで、下のセルは「広がってきた結果」です。

広がった範囲のセルを選ぶと、範囲が青い枠で囲まれ、数式バーには一番上の式が薄い字で表示されます(そのセルに式は入っていないという印)。

よくあるミス

広がった先のセルに、あとから文字を打つ

上の式が #SPILL! になり、全部の結果が消える

スピルする式を、今までのように■で下へコピーする

コピーした式の広がる先がぶつかって #SPILL! だらけになる。スピルする式は1つだけ入れる

このレッスンの用語

範囲はんい
C2:C11 のように、となり合った複数のセルのまとまり。「:」は「〜から〜まで」の意味。

Windows と Mac のちがい

操作WindowsMac
スピルが使える Excel共通Microsoft 365・Excel 2021 以降(Windows・Mac とも)。Excel 2019 以前は広がらない